単行本ごちうさ7巻12羽「ココロそばにいるよ」回は何故、神回なのか。

今回は、私の大好きなお話の1つ、チマメ隊の卒業回でもある「ココロそばにいるよ」回について話がしたかったので、話させてください()

あと、長文で読みにくい文章なので、飽きたらすぐにごちうさを読みに行きましょう。

7巻11羽のネタバレが多くあるので、まだ読んでいない人は先に自分で読むことをおすすめします。

 

 

 

扉絵と、この回を書こうと思った理由

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輝いてますね…編集中はこの時点で文字を打つ手が止まってました。

3人とも笑顔で、楽しく遊んでいると想像すると…

 

何故この回の話を書いたかというと、7巻の他の回の内容が濃すぎて、この回があまり触れられてなかったからです(つまり、ただの嫉妬)

なので、思う存分語ります。戯言も多いです。誤字脱字は指摘するか、見逃しておいてください。見出しが2個しかないことも気にしないでほしいです。

 

本編

チマメ隊の原点、チマメの最初の出会いが出てきます(この時点で読者に昔を思い出させる)

その直後、時間は卒業後の「今」に切り替わり、マヤがとんでも発言をする…という形になっています。

ここでは当たり前のようにチマメが話していますが、これも「チマメ達に大きな問題が振り掛からず、みんな仲良く、より強固な絆となって、今の所まで続いてきた」という事の証明にもなっています。(簡単な様におもえて、現実だとクラス替えとかがあるので、実際はここまで上手く続かない人が多いです)

 

マヤのとんでも発言(チマメ隊という名前を気に入ってるので冗談)ですが、チノとメグからは強い反感?を買います。

これに関しては当然の事と言えば当然の事ですが、深く考えると「すいーとすきっぷすてっぷ」回でもリゼからツッコミを受けた通り「チマメ隊」というチノたちの形を、彼女たち自身が好きに、そして失われてはいけない大切な物だと認識している事も分かりますね。

冗談話を終え、あっさりと帰ろうとするマメ2人。それを呼び止めるチノ。そして、最初の日のようにシストをしよう、と。

これだけでも感動しますね…

最初と最後が繋がっているだけでもエモすぎますが、それ以上に、昔はマヤメグの中で、悪く言えば「居ただけ」だったチノが、今では対等で、時に引っ張ってく立場にいるのです!

これはチノの大きな心の成長とも言えますし、マヤとメグの事を理解し、本当の意味での親友、そして家族になる準備段階に入っている事が示されている、そう考えています。

 

シスト中にリゼの逃走劇を発見するチマメ隊。そしてリゼの制服のボタンが貰えず落ち込むシャロとエンカウント。

そんなシャロに対してしっかりと尊敬の念をみせているのも、上にいる先輩として憧れてるのがありそうです。

その後は9、10巻読破してる人達の中で有名人となってしまっている狩手結良先輩参上。(この人が出てくるだけで笑っちゃうのは私だけ?)

そして当然の如くシャロにリゼの制服のボタンのスペアを渡してるし…(その後にブチッてるのは見てはいけない…)

ここに関しては流石としか言いようがなかった。うん()

 

話題はシストに戻り、唐突に私達はシストのプロ発言(3人の誰も否定しないのは流石)

その場でのみんなの意見は一致し……ない!

そんな所にボロボロリゼさん再登場(やっぱり、お嬢様高校もココア達の通ってる高校と同じくらいパワフルですよね……)

あれだけの大群に襲われといて、シャロの為にボタンの1つは死守するリゼ先輩。

やはり、リゼにとってのシャロも、それだけ大きな、かけがえのない存在になっている事が伝わってきますね。(その思いやりも、ごちうさのセカイの「すれ違い」によって空回っているようにも見えますが…)

 

そして、リゼ教官のヒントを頼りに進み、例の近道へと……

だんだんチノたちが通るのが困難になってきている部分に精神ではなく、身体的な成長を感じますね…

 

ようやく見付けたシストの宝物。

そこには少し先の道を進んでいるお姉ちゃん達からの有り難きお言葉。(書かれている内容はそれぞれの個性が溢れていて素晴らしいです)

それと同時に高校生でのクラス関連のお話に突入。

ここではドライなマメ2人。という事で、高校入学直前の2人も見ましょうね!(9巻9羽、リトル*トレジャー*ハント)

 

突如聞こえてきた嗚咽(?)

その声を辿ってみると、号泣中のココ千夜を発見(泣いている理由に関してはこの2人らしいですね)

ゾロゾロと集まってくる学園祭の例のメンバー達。やはり、色々な問題はあったけれども、輝かしい日々だったと言い、別れ(クラス替え)が悲しいものではなくしようとしてるのにも面白みが感じられます(本人達は至って真面目でしょうけど)

その迫力を見て、だんだんと卒業の実感が湧き出てくるチマメ隊。そして…

三者三様で、本物の涙。

こんなにも美しい感情ってあるんですね……

 

チマメ隊は、中学校の思い出、何気なくて特別だった日常、これまでも、そしてこれからもどんな時も「ココロそばにいるよ」という想い。その全てを帽子に乗せて……

投げた帽子は思っていたよりも先に、ミライの方向に進んで行ってしまったけども。


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でもそれは、チマメ達の明日を、これからの日常を描いているのでしょう。いつもと同じ、ドタバタとした日常を。

 

 

だってほら、学校が違っても、着ている制服が違くても、肩を組んで楽しく笑っているミライの3人が見えるでしょう?
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https://youtu.be/r4rIO94mmV0

 

 

 

キャラ紹介(チマメ隊)

チノ

ラビットハウスの一人娘。クールな性格だがココアのことは嫌いじゃない…!? コーヒーに詳しいしっかり者。

 

マヤ

チノのクラスメイトで人懐っこく元気いっぱいな女の子。リゼに軍の関係者だと勘違いされている。

 

メグ

チノのクラスメイト。おっとりしていて、たまに抜けているところがある。ココアに憧れている。

 

 

 

中学生としてのチマメ隊が最後の回。

別に、最後だからって大イベントが起きるわけでもなく、いつも通りの日常が描かれているだけ。

 

そう、「いつも通りの日常」が生み出した、奇跡のお話です。